システムエンジニアは、一年目から現場の最前線で働かされることがあります。ITの現場では、人材育成に余力を割いている余裕はありません。多くの仕事がぎりぎりの状態で進められていて、そもそも人材が不足していて当たり前だからです。ですから、業界では即戦力の人材が強く求められています。
業界に入る前から専門学校や大学でみっちり勉強してきた人たちが重宝される傾向にあります。手取り足取り教えなければ仕事ができない人は、敬遠されても仕方がないと考えましょう。エンジニアとして仕事をする前に、まずは自己流でも構わないので、訓練を積み重ねておく必要があります。プログラミングは、独学でもある程度のところまでは行けます。ですから、まずは自分でできるだけ力を付けておくのが大事になります。自己流ででも訓練を積み重ねてきた人であれば、学歴がなくても歓迎はしてもらえます。
また、一年目は我慢の年になります。仕事を覚えるだけでも大変な上に、結果も同時に求められます。食らいついていく根性がないと長続きはしません。最近の若い人たちは、一年以内に辞めていってしまうことが多いです。最低でも一年は我慢強く仕事ができる人も、業界では歓迎される傾向にあります。すぐに投げ出してしまう人は、いくら才能があってもエンジニアには向いていません。学生時代にスポーツを頑張ったとか、アルバイトを長期的に頑張ったという経験は、面接時にアピールしておくと採用確率がアップします。